かく語りき

今藤のブログ。最近の趣味は休日ジョギング。フルマラソンは未経験です。

長男が夕食をつくってくれた日に(君のがんばりに捧ぐ)

長男が夕食をつくってくれた。

妻が整骨院に行って不在したからだ。
「お兄ちゃん、ご飯おねがいね」
と言い残して妻は出ていった。私へのお願いは無かった。私もその場に居たというのにだ。私に対する信用はその程度か(その程度だ)。


最近の長男は台所に立つのが楽しいようで、休日の朝に自分用の目玉焼きを作ったり、トーストを焼いたりしている。そんな彼の作る、はじめての家族メシである。

仕込みは既に済ませてある。野菜はカットしてタッパーに詰められ、米は炊飯器で予約済みだ。妻は、長男に任せて良い作業をしっかり線引きしている。



料理人が厨房に立った。

フライパン、セット! 点火、ヨシ! 油注入!
冷蔵庫からタッパーを取り出す。熱したフライパンにピーマンと玉ねぎをぶち込む。へえ。サマになってるじゃん。

菜箸でササっとかき混ぜる。
やるやん… ん? 菜箸? ちょい待て。なぜ菜箸を知っている。いつのまに。九歳児の指で扱うのは楽じゃなかろうに。出来るな、お主。



「やう〜。ボクもやいたい〜」

やはり来たか。来ると思ったよ。
レゴで遊んでいた伏兵のお出ましだ。
「やらせておにいちゃん!ボクも〜。ずるい〜」
俺のものは俺のもの。兄のものも俺のもの。を地で行く性格なので言いだしたら聞かない。

仕方がない。
「来い小僧。お前はこっちだ」
参戦する他ない。
「お父さんと一緒にお茶碗にご飯よそう人〜!」



ご飯を盛りながら横目で見る。

玉ねぎの火の通り具合を確認して(してたんだぜマジで)牛肉を加えた。炒め終われば食器棚から大皿を引っ張りだして盛りつける。おめえ、ホントにすげえな。


「お父さんっ、お味噌汁入れて!早く!」
あ…、そういうのはやらないんだね…
インスタント味噌汁に湯を注ぐのは好奇心の範囲外か。



丹精を込めた一品が食卓に上がった。

辛い。すんげえ辛い。

理由はわかっている。
「胡椒はカラダにいいんだって!」
どこで仕入れた情報なのか知らんが、そう言って、炒めながらテーブルコショーを振った。その上で
「あっ、塩、忘れてた!」
と手に届く位置にあった味塩胡椒を追加したからだ。

アカンて。胡椒2倍やんけ。

まあ、ご飯が進むとも言える。長男は満面の笑みでご飯をおかわりしていた。うれしいんだろうな。そりゃあうれしかろう。お父さんだってうれしい。今日という日を忘れないだろうね。だからここに書き記す。



夜になって帰宅した妻に、玄関まで走って迎えにいった次男坊が告げた。

「おにいちゃんが作ってくれたお刺身がおいしかった!」

待てコラ。それは妻が用意した出来合いの副菜だ。おにいちゃんの面子を少しは重んばかれ。教育的指導が必要だ。


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