かく語りき

今藤のブログ。最近の趣味は休日ジョギング。フルマラソンは未経験です。

本・歌

『引っ越し大名』を見る

長男が、お父さんはお侍さん好きでしょ!こういうのはどう?と薦めてくれたので、見た。引っ越し大名! [DVD]星野源Amazon役者をしている星野源を見るのは初めてだ。可もなく不可もなし。テンポがよいので見ていてストレスを感じない。ただ、散漫な感じがする…

『平安京のニオイ』を読んだ

平安時代の、優雅で心地よい「匂い」ではなく、不快な「臭い」に着目した本。主に人や獣の糞尿と死骸について。 平安京のニオイ (歴史文化ライブラリー)作者:政彦, 安田発売日: 2007/01/01メディア: 単行本平安京の人口は十万程度とどこかで目にした記憶があ…

いまはもう、いない

四月に亡くなったとネットで知った。誰にでも、若い頃にハマったものの今はもう関心が失せたとか、好きなことに変わりはないけれど新刊を手に取るほどでも、という位置付けの作家がいるにちがいない一方で、それでもこいつだけは別よ、的なごひいきがいるの…

『昔話はなぜ、お爺さんとお婆さんが主役なのか』を読む

文庫 昔話はなぜ、お爺さんとお婆さんが主役なのか (草思社文庫)作者:ひかり, 大塚発売日: 2016/12/02メディア: 文庫内容はおおよそ題名のとおり。「三世代同居で、子や孫に囲まれ、茶などすすって隠居暮らしをする老人」という、現代人の思い描きがちな老人…

読書日記

二冊の本を読んだ。どちらも、独りよがり自分勝手にたくさん思うことがあるのだが、どうにもこうにも整理できないので、あっさり済ますことにする。 西洋と朝鮮 異文化の出会いと格闘の歴史 (朝日選書)作者:姜在彦発売日: 2008/02/08メディア: 単行本朝鮮が…

読書日記

守備範囲が極端に狭い私が最近読んだ本を。 旗本御家人 (歴史新書y)作者:氏家 幹人発売日: 2011/10/06メディア: 新書サラリーマンとしての武士の実態を面白おかしく紹介してくれる。基礎となる史料は国会図書館所蔵の『醇堂業稿』という旗本の回顧録だとか。…

読書日記

最近読んだ本をてきとうに。 本と鍵の季節 (集英社文芸単行本)作者:米澤穂信発売日: 2018/12/14メディア: Kindle版図書委員ふたりの連作推理短編。良い意味でお手軽。男子高校生の会話に違和感を覚えるけれど、それはまあ仕方がないね。助手役に語り手をさせ…

児童向け歴史本を読む

児童向けの歴史の本を読むのが割と好きです。 ◆わかりやすい? 眺めていると、これを買ってきた妻が 「どう?わかりやすい?」 と訊いてきました。「さあ、どうだろうね」 おもしろいかを訊いてほしいです。 まずは歴史について。 ◆国うみ? ここはけっこう…

読書日記

近ごろ読んだ本をだらだらと。 悪寒 (集英社文庫)作者:伊岡瞬発売日: 2019/10/04メディア: Kindle版とてもおもしろかった。が、一方でどうかと思った。 この小説の社会的意義は何だろう。世に問いたいことや訴えたいこと、そういうものを感じ取れなかった。…

『地名の古代史』を読んでみてもいいんじゃないかな

タイトルだけを見て手に取った。 地図も歴史も漢字も好きだから。 地名の古代史 (KAWADEルネサンス)作者:谷川 健一,金達寿(キムタルス)発売日: 2012/01/25メディア: 単行本 中を覗かず。作者の名も見ず。図書館の本なんだから当たり外れは気にしなくてもい…

本を読む時間

本を読む時間が足りない。 私は通勤時間に本を読む。 読書に限らず、ネット巡りも将棋のゲームで遊ぶのも新聞を眺めるのもこのブログを書くのも皆、電車の中である。ゆえに、読書に励めばブログは書けないし、ブログに精を出せば本を開かない。最も割を食う…

読書日記

最近読んだ本をてきとうに。 看守の流儀作者:城山 真一発売日: 2019/12/09メディア: 単行本刑務官小説にハズレ無し(断言)。 夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです 村上春樹インタビュー集1997-2011 (文春文庫)作者:村上 春樹発売日: 2012/09/04メディア: …

永瀬隼介『凄腕』読了

凄腕 (文春e-book)作者:永瀬隼介発売日: 2017/05/19メディア: Kindle版 初見の作家。 表紙の歌舞伎町の写真で購入を決めた。本をあまり読まない私が思うに、歌舞伎町を舞台にした本というのはおおよそB級と相場が決まっていて、当たりくじを引くことは滅多に…

藤堂明保『倭国伝』を読んだ

後漢書から明史まで、正史に描かれた日本を原文と書き下し文、現代語訳でまとめた本である。倭国伝 全訳注 中国正史に描かれた日本 (講談社学術文庫)作者:藤堂明保,竹田晃,影山輝國発売日: 2016/12/23メディア: Kindle版私は人並みに歴史に関心があるほうだ…

大門剛明『獄の棘』(は、きっと外さないよ)

獄の棘 (単行本)作者:大門 剛明発売日: 2014/02/28メディア: 単行本新任刑務官の成長物語で、人情噺としても推理物としてもたいへんよろしい佳作短編集。刑務所という重くなりがちな題材の割に、意外とサクサク読める。倫理や正義をやかましく語らないところ…

伊兼源太郎『外道たちの餞別』を読む

とてもサービス精神の旺盛な作家だね。外道たちの餞別 (角川書店単行本)作者:伊兼 源太郎発売日: 2015/03/02メディア: Kindle版 最愛の友人をヤクザに暴行されたふたりの大学生が、闇に堕ちる覚悟を決め、仇討を誓う。そんな復讐劇が死の匂いを嗅ぎ分ける「…

読書日記

最近読んだ本を ゴールデン街コーリング【電子特典付き】 (角川書店単行本)作者:馳 星周発売日: 2018/12/27メディア: Kindle版馳星周の自伝的小説。すばらしい青春小説。『不夜城』でノワールの旗手として登場し、いまはハードボイルド風の小説を書いている…

柚木裕子『凶犬の眼』がけっこういいね

凶犬の眼 「孤狼の血」シリーズ (角川文庫)作者:柚月裕子発売日: 2020/03/24メディア: Kindle版『狐狼の血』の続編である。へえ、こういう感じで続かせるんだ。 と思った。本を開く前に予想したのは、舞台が同じで主人公を変えるパターンだった。前作がきれ…

柚木裕子『狐狼の血』をいっぺん読んでみて!

警察小説は割と好き。極道小説はもっと好き。 孤狼の血 「孤狼の血」シリーズ (角川文庫)作者:柚月裕子発売日: 2017/08/25メディア: Kindle版いやあ、ほんとうに良い小説をつかまえた。僥倖ですよ。僥倖。巡りあいに感謝です。アンテナは低い(けど、避雷針…

石川九楊『漢字とアジア』読了

漢字とアジア (ちくま文庫)作者:九楊, 石川発売日: 2018/08/08メディア: 文庫九楊さんか。珍しいお名前だね。本名ではあるまいよ。坊さんの戒名でもなさそうだ。じゃあ、どっかの家元さんかな。ん、ちがうのか。ああ、書道家ね。なーる。で。お買い上げ。 ◆…

漫画日和

漫画を読むようになった。長い春休みで退屈中の長男がレンタルした漫画を読んでいる。食卓に置いてあるものをパラパラめくって、気が向けば読む。気が向かなければ読まない。そんな感じで最近読んだ漫画。 ◆『約束のネバーランド』 10〜18巻を。とてもおもし…

Bzのライブビデオ『MAGIC』がとてもすばらしい

Bzがライブビデオを無料公開したことは、ネットニュースで話題になっていたから私だって知っている。けれどもまあ、Bzなんて耳を塞いでいても聞こえてくる類のものだから敢えて聴かんでもいいよねえ、と思っていたわけだ。 で、いまさらながら聴いた。という…

金田一少年『犯人たちの事件簿』を読む

ツタヤで借りた。長男に頼まれるままツタヤへ。店内で彼の後を追う。つまらなそうな顔をして。ほんとうは海外ドラマを借りたいのだ。でもそうはいかない。子どもたちの前で観れないビデオは借りられない。 「あと二冊借りれるからお父さんも選んでいいよ」長…

酔っ払ったときに聴きたい歌10選

酔っ払ってぐだぐだになったときに聴きたい。 (要するにいま、ぐだぐだなわけだ) マドンナ『American Pie』 ーこんなかわいい歌、そうそう無い。バグルス『Video Killed The Radio Star』 ーザ・エレクトロ。ブームタウンラッツ『I Don't Like Mondays』 …

『進撃の巨人』31巻が超おもしろい

長男が『進撃の巨人』31巻を買ってきた。息を切らしながら帰ってきて、「お父さん、先に読んでいいよ!」と言う。本屋へダッシュするほど楽しみにしていたのにどうして父に譲るのだ。わからん子だなキミは。まあ、なにはともあれありがとう。お父さんも読み…

『ファクトフルネス』を読んでないけど語る

読んでない本を語る。 たまにはそういうことがあってもいい。 目次を眺める。 眺めた限りにおいて、「人間には元来備わった負の本能があります。思い込みと呼んだほうが正しいかもしれませんね。それはあなたの可能性を狭めてしまうだけでなく、世界を歪める…

新聞を読む

金融とか経済とか社会のシステムなんて微塵も知らないけれど、私は新聞の経済面をそこそこ楽しく読んでいる。以下、そのような門外漢である私が、ある日の新聞を読んで感じたことについて。 ◆ボーイングさん 近頃、良くないニュースでしか目にしない。恩も仇…

『キングダム』2巻を読む

長男がツタヤで『キングダム』を借りてきた。お父さんも読んで読んで!と言うので、じゃあ読んでみようかねえ…となった。大人気のようだから読みたいし。 しかしながら2巻なのである。 1巻は? 当然尋ねる。 「貸出中だったから無いよ」 と長男は言う。は…

子どもを本好きにするために必要なこと

「宇宙の本」を読む。次男坊と一緒に。 宇宙の広さを知り、視野を大きくしてほしい。 なんて思うわけがない。そもそも、入手の経緯すらわからない。 私はこの類の本を選ばない。妻の趣味でもなさそうだ。おばあちゃんが買ってくれたのだろうか。 ◆何を読ませ…

岡田英弘『歴史とはなにか』を読む(最良の本)

あまり本を読まない私が言っても何の価値もないのだが、ここ数年のあいだに目を通した中で最良の本。 歴史とはなにか (文春新書)作者:岡田 英弘発売日: 2001/02/20メディア: 新書 ◆歴史とはなにかとはなにか。大概において知識も努力も苦労も持ち合わせてい…