かく語りき

単身赴任で上京してきた今藤のブログ。最近の趣味は休日ジョギング。フルマラソンは未経験です。

山登りと数千の倒木

妻と長男とで山登り。


◆のどかな小径からスタートしよう

川のせせらぎを聞きながらのんびりと。しいたけの原木を眺めながらぶらぶらと。

はじめは順調だったんだよ。はじめは。


◆しばらくしたらこう

一昨年の台風で樹木が倒れたらしい。

ふええ。目を疑う。
「東南アジアの寒村では焼畑農業により豊かな自然が失われているのです」のナレーションが入りそうな絵。まるで海外の景色のよう。いったいここはどこだ。

ここは大阪である。


◆登山道も無事じゃない

倒木が道を塞ぐ。

以前、ジョギングで訪れたことがあるんだけどな。これではさすがに走れない。てゆうか、記憶とぜんぜんちがう。かつては枝葉に覆われた薄暗い道だったが、いまは木が倒れて開けたせいで明るい。


◆うわっ、倒木のトンネルだ

頭上に気をつけなよ。

長男に注意を促す。
彼は「まだあ?」と「まだか!」しか言葉を発しない。そりゃそうだ。自然に触れてうんぬん、なんてのは年寄りの発想にちがいないから、小学生には理解できないのだ。苦行としか思ってないのだろう。

妻はと言えば、「もう少しだよ」と「ほら、向こうに頂上が見えるじゃないの」ばかり。言ってることが、ここが正念場、いまこそ踏ん張りどころを繰り返すテレビニュースと同じで、思わず笑っちゃう。


◆君は元気だな

お名前は存じませんが。


◆悪くないよね。こういうの

気分はインディアナジョーンズ博士。もしくは蜀桟道を焼いた劉邦だ。

下界より気温が低い。凍らせたポカリがなかなか溶けない。小川の水をペットボトルに注いで先を進む。ちなみにここは、サントリーの山崎蒸留所で取水される川の源流で、名水でお馴染みの場所。


◆ようやくハイキングらしい道へ

歩くこと四時間。距離にして十キロ。人と出会うこと二度。そのときだけマスクを被ること同回数。長男が蛇に遭遇すること一度。もう絶対に山なんて来ない!と彼が宣言すること十度以上。


すんごいブツブツ言ってたけど、けっきょくついてきてくれた長男。ありがとう。おつかれさんだったね。