かく語りき

単身赴任で上京してきた今藤のブログ。最近の趣味は休日ジョギング。フルマラソンは未経験です。

金田一少年『犯人たちの事件簿』を読む

ツタヤで借りた。

長男に頼まれるままツタヤへ。店内で彼の後を追う。つまらなそうな顔をして。ほんとうは海外ドラマを借りたいのだ。でもそうはいかない。子どもたちの前で観れないビデオは借りられない。


「あと二冊借りれるからお父さんも選んでいいよ」

長男が言った。へえ、譲ってくれるんだ。それではと金田一少年を選ぶ。要した時間は三秒ほど。キングダムが居並ぶ書棚から周囲を見渡したら、懐かしの金田一少年が目に入ったのだ。『37歳の事件簿』と『犯人たちの事件簿』というのが。

どちらも予備知識ゼロだけど、タイトルで選ぶのであればそりゃまあ『犯人たちの』のほうですよね。

これ、めっちゃおもしろいっす。

『ジっちゃんの名にかけて』の小僧さえいなければ…を犯人目線で追った漫画。もちろんコメディ。


いいわあ。

理屈はわかっけど、んなこと実際にやってられっか!なトリックを徹底的に茶化してる。『トリックはフィジカル』は名言である。また、ミステリーにありがちな計画外のイレギュラーに戸惑う様も滑稽。犯人視点だと、金田一少年は完璧超人で明智警視はただの道化に見えるのがおもしろい。

探偵役ふたりが勝手にはじめた推理合戦なんて、犯人にしたら茶番でしかないよね。笑っちゃう。



ミステリー作家によるミステリーの定番を茶化した小説というのは割とたくさんあるけれど、活字で読むとどれもオタクの知識披露になりがちで鼻につく。けれども、漫画だと屈託無く楽しめるのだ。不思議なことに。

おすすめです。


島荘の例のアレは、無い。
さすがに茶化せませんでしたか。