かく語りき

単身赴任で上京してきた今藤のブログ。最近の趣味は休日ジョギング。フルマラソンは未経験です。

高島俊男『漢字と日本語』を読む

日本語の使われ方、のようなものに関心があれば是非。


漢字と日本語 (講談社現代新書)

漢字と日本語 (講談社現代新書)

日本語偏屈翁でおなじみ高島俊男の著作。

現在当たり前となっている言葉や漢字はいつ頃から使われだしたのか。初出はどこか。由来はなにか。古い辞典や漢籍をもとに探った本である。



高島俊男の真骨頂といえばこれ

常用漢字の範囲内で読者にわかるやさしい記事を書く、というのはけっこうなことである。しかしそれは、常用漢字以外の字を使うような語を用いない、ということである。考えちがいをしてはいけない。
よくぞ言ってくれました。

たとえば「漏洩」の「洩」は常用漢字でないという理由で「漏えい」と書く新聞に対して、それはおかしいと主張している。「漏洩」は「漏洩」以外の何でもない。それでも常用漢字のルールに従いたければ「ろうえい」の語を使うベきでない。「もれる」「もらす」と書いたらいい、というわけだ。


おっしゃるとおり。

なのだが、出鱈目な私には言う資格がない。常用漢字とは少しちがうけれど、言葉をひらくのはとてもむずかしい。漢字か仮名か。ブログ文を書くたびに悩む。けっこうな時間を使う。ひらくべきではない語を承知の上でひらくこともある。が、うまくいった試しがない。私には一貫性が無いんだよなあ。



日本語とは関係ないけれど

中国は(中略)、西洋の知識・科学技術を学ばせるため多くの若者を海外に派遣し始めた。ごく上層の家の子弟は欧米へ行ったが、大多数は日本へ来た。
要するに、欧米は無理だが日本なら来れたと。

欧米に渡った人物で思い浮かぶのは周恩来、鄧小平、宋慶齢あたり。一方の来日組は孫文蒋介石魯迅。言われてみれば、という感じがする。なんとなく。

学生時代に「ユーはどうして日本へ?」と留学生に尋ねると、彼らは決まって「だって。アメリカの大学には行けなかったから…」と答えていたのを思い出した。

明治の頃も平成になっても変わらない、世界における日本の立ち位置だね。良くも悪くも。



運動場はうんどうば?
国語と日本語、どっちが古い?
文の学、文についての学じゃないのに文学?
などなど、面白い蘊蓄がたくさんです。

にほんブログ村 その他スポーツブログ マラソンへ
よろしければポチりと。
いつも励みになっております。