かく語りき

単身赴任で上京してきた今藤のブログ。最近の趣味は休日ジョギング。フルマラソンは未経験です。

今村昌弘『屍人荘の殺人』読了

屍人荘の殺人

屍人荘の殺人

本屋に寄ったものの、これだと思う本を探し出せず、かと言って手ぶらで店を出るのもなんだかなあ…と悩んだ末に本書を手に取った。

お買い上げの理由は、ミステリ賞4冠!映画化決定!と帯に書いてあったから。それだけ。要するに期待していなかった。賞をたくさん取った推理小説なら大ハズレは無いはず。そんな消極的な理由だった。

クローズドサークルの単語が目につく。
本格ミステリか。そういうのを読むのは久しぶりかな。



以下感想。

なにもかもが予想外でびっくり。
こんなクローズドサークルをよく思いつくものだ。嵐の孤島、吹雪の山荘、◯◯◯のペンション。まさに奇想。驚いた。舞台装置の奇抜さに目を奪われがちな中で、密室と連続殺人に真面目に取り組んでいるところが面白い。


ライトノベルぽいなあ。

文体や描写もそうだし、語り手が妙に冷めた性格なところも。ただ、そのラノベ調が割と合っているようだ。奇抜すぎて現実離れした小説世界を淡々とした文体が中和している。軽すぎな感もあるが、本格ミステリにありがちな仰々しさで書かれていたら、かえって白けてしまって最後まで読めなかったと思う。


ツッコミたい所は多々ある。あるよそりゃ。でも、仕掛けのでかさは百難隠す。本格ってそういうとこあるよね。

よって、星みっつ ★★★

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【この先ネタバレ】



・一人目の探偵
役割がよくわからない。語り手を事件の舞台に引っ張り上げるだけ?
・二人目の探偵
その独白は何さ。探偵が事件の舞台に立つ理由になっていないような?