かく語りき

単身赴任で上京してきた今藤のブログ。最近の趣味は休日ジョギング。フルマラソンは未経験です。

小学生がくれた感想文に寄せて

近隣の小学生が社会見学で職場にやって来た。

のは少し前のことで私は出張で不在だった。そして小学生の感想文が送られてきた。


拝読。

多くの感想文に「物ができるまで」が説明されたままに書かれていた。行を埋めるために書いたのだろう。書くのに苦労したのだと思う。(そのような見学会しかしない私の職場が悪い)

当たり前だけど、作文は技術を要する。

想いを正直に文章にしたらよいと言われても、書く訓練を受けていないと想いは形にならない。感性の豊かさと感想文の出来は比例しない。独創的な観点で人の目を引く感想を書ける人は、そのための技法を知っている人である。普通の小学生はそんな技法を持っていない。だから、はじめのうちは行を埋める感想文でいい。


感想文には絵が添えられていた。

絵日記様式で紙の上半分に絵が描かれている。おもしろいことに、文章は「すごいと思いました」「すごかったです」ばかりなのに絵は十人十色である。

見学の対象を描いた絵が多いが、いろんな角度から見たいろんな大きさや色の絵がある。同じ絵は無い。何を描いたのかわからない絵もある。中に自分自身を描く子がいた。隣にはなぜか犬らしき動物がいる。見学で印象に残った事もあるのだろうが、いざ筆をとったらワンワンが描きたくなってしまったんだな。よくわかる。

絵はいいね。
文章より表現の幅が広い。技量より個性が際立つ。


小学生の愛らしい感想文に心が癒された。

(終わり)

なわけがない。それで終わらせたら、すごかったです小学生と何ら変わらない。想いを正直に文章にしたらよいと教わっただろうが。なにかあるだろ。


というわけで、
小学生お名前チェックの結果を報告する。

ひそかに期待したキラキラネームは無かった。けれども凝った名前が多い。三十前後の感想文に目を通したが、その中に□□子ちゃんや□□介君、□□太郎君はいない。一瞥して読めない名前がたくさんある。鴻さんは何とお読みしたらいいのだろう? そんな漢字は燕雀鴻鵠と鴻門之会でしか見たことがない(教養が無い)。



私の息子は作文が苦手だった。

郵便局に行った感想文を宿題にされて、書けないと泣いていた。何を書いたらいいかわからないと言う。それなら郵便局まで行くのに乗ったバスについて書いたら?と提案したが却下された。郵便局と関係ないじゃん!だそうな。家に帰るまでが遠足なんだぞ。主題から逸れていないじゃないか。
じゃあお父さんも書いてみようか。お父さんならこう書くと言って「もしも郵便ポストが緑色だったら」を平仮名で書いてみせた。テクニックで文を書くのも、読ませるために書くのもまだ早い。仕上がりを気にせず書いたらいいよと伝えたかった(のだがたぶん伝わっていない)。


大方の小学生は感想文を苦痛に感じると思う。私はそうだった。でも書くしかないんだな。さもなくば大人になって恥をかく。私のように。

修行だと思って諦めてくれ。社会に出たとき仮に直接活用しない教科があろうとも、作文が君のこれからに役立たないことはない。

がんばれ小学生!


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