かく語りき

単身赴任で上京してきた今藤のブログ。最近の趣味は休日ジョギング。フルマラソンは未経験です。

本・歌

今村昌弘『屍人荘の殺人』読了

屍人荘の殺人作者:今村 昌弘出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2017/10/12メディア: 単行本本屋に寄ったものの、これだと思う本を探し出せず、かと言って手ぶらで店を出るのもなんだかなあ…と悩んだ末に本書を手に取った。お買い上げの理由は、ミステリ賞…

『真説・毛沢東(下)』を読む(私には大陸に対する憧憬の念がある)。

下巻、である。 本屋の棚に並んだ上下巻を見て、どちらかにしようか悩んだ結果、下巻を手に取った。文革の生々しい剥き出しの感情と凄惨な粛清を見せられるのはこの上なく辛いとわかっていて、下巻を選んだ。 真説 毛沢東 下 誰も知らなかった実像 (講談社+α…

小学生がくれた感想文に寄せて

近隣の小学生が社会見学で職場にやって来た。のは少し前のことで私は出張で不在だった。そして小学生の感想文が送られてきた。 拝読。多くの感想文に「物ができるまで」が説明されたままに書かれていた。行を埋めるために書いたのだろう。書くのに苦労したの…

黒川博行『果鋭』読了

果鋭作者:黒川 博行出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2017/03/16メディア: 単行本あのコンビが今度はパチンコ業界に殴り込みだ!本作の紹介は、この一文でおおよそ足りる。 なお、あのコンビとはイケイケヤ印のほうではなくて元マル暴の二人組のほう。イケイ…

『首相動静』ほど面白い娯楽は無い(と思うのだけれど同意を得たためしが無い)

私が新聞を読むとき、一面から順繰りに目を通す読み方はしない。 注意を引いた題だけ目を通す。気になった記事でも頭にスッと入らなければ読み飛ばす。そもそも政治面と社会面、社説は興味がないから読まない。経済面と文化面、地方欄を中心に読む。だから新…

しあわせな書店巡り

久しぶりに本屋を訪れた。 ここ最近は古本屋ばかりだったし、訪れても子どもが一緒で自由にならない。久しぶりの本屋はとても新鮮だ。 時間があったのでいろんな書棚を眺め歩く。楽しい。心が華やぐ。ああ、この感覚は久しく無かった。 手に取りたい本がたく…

『進撃の巨人(26)』を予備知識無しで読んでみた

長い出張から戻ってくると、漫画『進撃の巨人』が家に置いてあった。 ずいぶん前からその名は知っている。最初の邂逅は、数年前に流れていたUSJのテレビ宣伝だった。一流遊園地のアトラクションにもかかわらず、私は元ネタを知らない。子ども受けしなそうな…

太宰治記念館『斜陽館』を訪れる

せっかく弘前に来たのだから名所でも見てまわろうか。そう思ったときに最初に頭に浮かんだのが太宰治だった。たしか、弘前の名士の出ではなかったか。どれどれ。ネットで調べてみると太宰治記念館というのが見つかった。ただし、私の記憶は万事にいい加減な…

伊岡瞬『代償』読書感想文

『この本を読み逃した代償は大きい』 代償 (角川文庫)作者: 伊岡瞬出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店発売日: 2016/05/25メディア: 文庫この商品を含むブログ (5件) を見る 帯でなくカバー全体で販促するスタイル。カバーの派手さに思わず手に取った。過剰…

ジョーのデッキが52枚!

いま、この歌に夢中だ。 『ジョーのデッキが52枚!』【デュエマ】 デュエマスタートデッキソング - 俺のデッキは52枚 - 作業用BGM 【デュエル・マスターズ】 やたらと中毒性があって、頭の中で際限なくリピートする。この上なく語呂が良いので、頭の中だけで…

東京オリンピック公式ソングはこれでいい

動画のコメントにも書いてあるんだけど、東京オリンピックのテーマソングはこれでいいんじゃないかな。 [MV] サンプラザ中野くん「Runner (平成30年 Ver.)」〔フルver.〕 本人もそのつもりで歌ってるんだろうしさ(増田明美だってそう思って出演してるんだろ…

ひさしぶりに歌を聴く

ここ最近、コンビニや飲食店でよく耳にする歌がある。何度か聴く機会があって、その度に「いいじゃない」と感心するのだけれど、誰が歌っているのかわからない。 わからないので声と曲調から歌手像を想像してみれば、歌っているのはギターを弾き語りしていそ…

中山七里『さよならドビュッシー』を読む

さよならドビュッシー (宝島社文庫)作者:中山 七里出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2011/01/12メディア: 文庫 ひと月ほど前に『中山七転八倒』と題された著者のエッセイ風日記を読んだ。中山七里の名に覚えは無い。著作一覧を見ても知った作品がひとつも無い…

馳星周『マンゴー・レイン』他を読む

馳星周熱をぶり返した。といっても、新作ではなくて過去の作品を読んでいる。手に取った3冊はいずれも既読作品に違いないのだが、タイトルと舞台に見覚えがあるだけで物語を少しも憶えていなかったので、新鮮に読めた。 マンゴー・レイン作者: 馳星周出版社…

馳星周『雪炎』読了

雪炎 (集英社文庫)作者: 馳星周出版社/メーカー: 集英社発売日: 2017/11/17メディア: 文庫この商品を含むブログを見る雪の表現が印象的だ。 本作で描かれる雪は、幻想的にキラキラ輝く白い色ではなく、灰色をしている。積もった雪は人の動きを阻害し、凍える…

大門剛明『雪冤』を読む

雪冤 (角川文庫)作者: 大門 剛明出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2011/04/23メディア: 文庫この商品を含むブログを見る死刑制度と冤罪問題に絡めたミステリーを、これまでにいくつか読んだ。いずれも良い作品だったと記憶して…

馳星周『アンタッチャブル』読了

アンタッチャブル (ミューノベル)作者: 馳星周,旭ハジメ出版社/メーカー: 毎日新聞出版発売日: 2016/10/29メディア: 新書この商品を含むブログを見るこれが馳星周なのか?「ダ、ダーリンでーす」 「はいっ。あなたのダーリン、宮澤武でございます」これを馳…

『I WANT YOU BACK』韓流歌を聴く

焼酎を飲みながらYouTubeをぽちぽちしていたら『江南スタイル』にたどりついた。 この歌のことは、ろくに知らない。当時、一世を風靡したことくらいは覚えている(どこの一世だ?)。YouTubeの再生数が新記録だとか、ビルボードにランクインしたとか、そんな…

ひとり居酒屋で歌を聴きながら楽しく飲む

あしたは休日であるし、自炊する気も起きないから、夕飯は居酒屋で済まそう。実を言えば、『ラーメン二郎』や『蒙古タンメン中本』といった有名店に挑戦してみようと亀戸の街を徘徊し、それらの店の前でにらめっこしていたのだが、度胸がなくて断念した。飯…

馳星周『パーフェクトワールド』読了

パーフェクトワールド 上 (集英社文庫)作者: 馳星周出版社/メーカー: 集英社発売日: 2018/04/20メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る 久しぶりに手に取った馳星周。 "連載から12年"、"幻のノワール巨編"、"どこまで堕ちていくのか" 帯の…

深町秋生『卑怯者の流儀』読了

卑怯者の流儀 (徳間文庫)作者: 深町秋生出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2018/01/07メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る警視庁組織犯罪対策課に所属する主人公。出世の見込みが無い悪徳警官。暴力団と貸し借りがあって、表沙汰にできない揉め…

原尞『それまでの明日』読了

それまでの明日作者: 原りょう出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2018/02/28メディア: 単行本この商品を含むブログ (15件) を見る14年ぶりの探偵沢崎は、初老をむかえていた。 過去の作品では四十歳を少し超えた程度だったと記憶している。五十代の沢崎は…

原寮『それまでの明日』をゲット!ゲット!ゲットだぜ!

感情の昂りを誰かに伝えたいので記事にする。 2週間ぶりに実家に戻って、老父と晩酌していた昨夜の話である。父とは小説の話をすることが多々ある。たいていは父が借りてきた図書館の本のことや、テレビドラマの原作だったり、こんな作家がいるよ、なんて話…

BONJOVI(を数年ぶりに聴く)

youtubeで「ボンジョヴィ」と音声検索したら「誕生日」で認識された。おれの発音だと、BONJOVIでなければボンジオヴィでもなく、ボンジョビとすら聴きとってもらえない。生きて辱めにあうとはこのこと。 昨夜、酒を飲みながらyoutubeを観ていたら彼らの名を…

黒川博行『勁草』読了

勁草 (徳間文庫)作者: 黒川博行出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2017/12/01メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る2014年の直木賞作家。黒川博行を語るときの常套句『軽妙な大阪弁が特徴(Wikipedia)』のとおり、小説の舞台はたいてい大阪で、本作…