かく語りき

単身赴任で上京してきた今藤のブログ。最近の趣味は休日ジョギング。フルマラソンは未経験です。

誕生日プレゼント

今週、妻の誕生日があった。

昨年までは毎年アクセサリーを贈っていた。
腕輪や首に巻くやつだとか、そんな類のものだ。貴金属に関する知識は皆無であるし、妻の趣味もわからないので、財布と相談しながら、てきとうなものを買っていた。
心斎橋大丸で、お姉さんのアドバイスを右から左へ聞き流しつつ、てきとうなものを買った。だって、嗜好品を買うのに他人の意見が役に立つわけないじゃない。
そういえば、「奥様の手首のサイズは?」と尋ねられて毎度答えに窮したっけ。中肉中背です、としか答えようがない。お姉さんを困らせた。自分のサイズも把握していないのに、妻の腕なんて知るわけがない。


ところで、今年は何も準備していない。
さあ、どうしよう?

悩んでも仕方がない。無いものは無いんだから。まあ、手ぶらで帰るのもなんだから、いちおう用意した。


大丸東京駅でケーキを購入。
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新幹線に乗る直前にあわてて買ったのが、ばればれである。

「お召し上がりまでの時間は?」
4時間です。
「本日中にお召し上がりください」
このとき19時。4時間後はさて何時?
夜中にこんなもん食べるわけないだろう…。


そんな悪あがきをしたのが、昨日の晩。ケーキは依然として冷蔵庫に眠っている。運がよければ、今晩、長男が食べてくれるだろう。


東京に帰るとき、次男坊がラムネ(はたらくくるまラムネ)をくれた。
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「おとうしゃん食べて」
ありがとう!ラムネは大嫌いだけど、とても嬉しいよ。

そう、そうなんだよ。たとえ望んだものでは無かろうと、気持ちのこもったプレゼントなら、貰って嬉しいはずだ。きっと…。

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本郷ラン

寝坊した。二日酔いがひどい。目覚めてから走りだすまでに2時間ほど要した。


行き先を決めず、とりあえず西へ。
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厩橋で春日通りに合流する。行き先表示によれば本郷に至る道路らしい。じゃあ、きょうは本郷にいってみよう。


湯島天神
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お祭りが催されていた。人だかりとたくさんの露天。ああ、かき氷食べたい。
おれは、湯島天神神田明神湯島天神湯島聖堂がごっちゃになっている。学がない。教養がない。常識がない。


●赤門
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本郷といえば東大。東大といえば赤門。
であるから、お上りさんのおれは、お上りさんらしく春日通りを逸れて寄り道する。

帰宅してから調べたところ、赤門は東大の正門では無いらしい。そうなんだ。
19世紀に建造されたようだから、歴史ある建造物に違いないが、そうでもないと言われたらそれもそうかなって気がしないでもない。
御守殿門というらしい。へえ。加賀藩上屋敷の門としか知らなかった。ひとつ賢くなった。


●後楽園遊園地
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前に訪れたのはキョウリュウジャーの本人さん出演ショーを観にいったときだから…、何年前だ?

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写真では見づらいが、落下傘のようなゴンドラを使ったフリーホール。被験者(被験者?)は立っているように見えるのだが。がっちりホールドされていないってこと?絶叫が敷地外まで聞こえてくる。こわそうだ。でも面白そうだ。いやいや、こわそうだ。


●まとめ
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身体も呼吸もつらくない。もう少し走れそう。だが、どういうわけだかやる気が出ない。
ジョギングに集中できない。沿道のメシ屋に目移りしてしまう。ライス無料の家系ラーメンか、いいじゃん。海鮮丼500円、昼メシこれにしようかな。シンガポール料理、挑戦してみたいけどどうせスパイシーなんだろう?

きょうは駄目な日だとわかったので、ジョギング終了。


ランが中途半端だと、ブログ記事まで中途半端だ。

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ひとり居酒屋で歌を聴きながら楽しく飲む

あしたは休日であるし、自炊する気も起きないから、夕飯は居酒屋で済まそう。

実を言えば、『ラーメン二郎』や『蒙古タンメン中本』といった有名店に挑戦してみようと亀戸の街を徘徊し、それらの店の前でにらめっこしていたのだが、度胸がなくて断念した。飯のことになると、おれは意気地無しなのである。


●ビールとセロリ浅漬
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セロリは酒に合う。歯応え、苦味、軽さ、すべてが相性抜群だ。酒を飲んだ後の甘ったるい口内をリセットしてくれる。でも、浅漬でなく普通のセロリの方がいいな。


●モツ煮と餃子
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居酒屋で見かけたら必ず注文するモツ煮。味付けが濃いからハズレの無い安定した一品。七味を振ってちょびちょび食べる。うまい。

餃子は普段選ばない。店のものより家庭で作ったものの方がおいしいから。そうは言っても、おれには作れないし、おれの家庭はここに無い。だから、きょうは注文する。
本日の豆知識:餃子の食べ方。大阪人は餃子のタレで食べる。東京人は酢醤油で食べる。


ひとりで居酒屋にいても時間がつぶせない。いまは本を持っていないし、退屈だ。どうしようと思っていたら、店内のBGMが懐メロだらけで、なんだか楽しくなってきた。

入店早々に河村隆一が流れてきて、相変わらずクドイなぁこの人は、と感心していたら、次は久松史奈だった。あら懐かしい。酒が進む。焼酎ロックを追加注文。どんな有線チャンネルか知らないが、懐かしい歌ばかり。
槇原敬之が登場したところで、おれは独り盛り上がる。レモンサワーおかわり。『どうしようもない僕に天使が降りてきた』って彼の歌が大好きだったんだ。詩を褒める文句として「情景が目に浮かぶ」というありふれた表現があるけれど、おれにとって数十年(貧しい経験だよ。乏しい知識だ。それでも数十年だ)に及ぶ歌を聴く楽しみにおいて、これに該当するのはこの歌だけだ。愛らしさと勇ましさと寂しさの混在する、すてきな歌。(槇原敬之は有名だから、みんな知っていて、誰もがいいよねと言うのだけれど、この歌が好きだと言う人に出会ったことがない。とてもすてきなのにさ)


あっ、「あ〜いのままに、わ〜がままに」のイントロが流れてきた。じゃあ焼酎おかわり。ストレートで!


歌を聴きながら飲む酒もなかなかいいなと、可愛らしいカップルが隣にやってきて少し居づらくなった居酒屋にて思う。なう。

おや、今度は「えっがお、だ〜きしめて〜」の歌だ。たしかオロナミンCの宣伝のやつだ。居づらいけど、もう少しここでぼんやり歌を聴こう。

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馳星周『パーフェクトワールド』読了

パーフェクトワールド 下 (集英社文庫)

パーフェクトワールド 下 (集英社文庫)

久しぶりに手にした馳星周
"連載から12年"、"幻のノワール巨編"、"どこまで堕ちていくのか"と帯の煽りが強烈だ。これは読まざるを得ない。


舞台は、返還前夜の沖縄。
独立運動に身を投じる青年平良と特命を帯びた公安警官の大城。ふたりを視点に物語が進む。

この設定だけで3杯は飯が食える。おれはこの類の物語に弱い。たとえば、戦中における中国共産党に殉じた青年と特務機関所属の殺し屋。あるいは、安保闘争における理想の実現を夢見た学生と叩き上げの警察官。社会を知らない若者と現実を思い知った大人の対比。両者にとって悲しい結果しか残らないとわかっているから、惹きつけられる。約束されたノワール


青年と警官に共通するのは、閉塞感だ。貧しさゆえに未来を楽観できない青年。キャリア官僚に頭を抑えられ出世の望みがない警官。

老父母の農作業を手伝うため独立運動に充分な時間を割けない主人公。同じく学費と生活費の確保のため活動に苦しむ同志。腹を空かせた若者たち。彼らの原動力が、単に政治の季節にかぶれたわけでなく、貧しさによる鬱憤であるところが、せつない。

一方で、堕ちるだけ堕ちていく公安警官の大城。金と女、他人を支配する喜び。欲望に身を委ね情報に飢えた、馳ワールドにおなじみの悪漢。たまらない。


上下巻の長編だが、倦むことなく一気に読んだ。ああ、おれはやっぱり馳星周が好きなんだ。不夜城に始まる初期作品を読みなおしてみようかな。

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下り坂ランと箕面温泉

坂道を駆けおりるだけ。

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長い坂をのんびりだらだらと下っていると、スポーツクラブのルームランナーで走るのと似た気分になる。身体を前に出さずとも、ぴょんぴょん跳んでいるだけで勝手に前に進む感覚。地面を蹴る必要がないので、らくちんだ。

道中で坂を登る自転車とすれ違う。すげえな。自転車趣味がないのでわからないが、これだけ長い登り坂だと、走るより自転車を漕ぐ方がつらいんじゃなかろうか。どれだけ変速比を弄ったって、チャリはチャリでしょう?

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坂道を下るうちに走る意欲が増すかと期待したが、平地になってもやる気が出ない。ラン終了。家で子どもが待っているし、まあいいか。

妥協100%の休日ジョギング。



箕面温泉
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夕方、家族で箕面スパーガーデンへ。箕面を訪れるのは初めてかもしれない。

箕面。みのお。
大阪で暮らす前のおれには読めなかった。

箕面スパーガーデン。
湯あたりした。ということは、効能の強い確かな温泉なのだろう。良いお湯だった。
温泉を盛り上げようと縁日などが催されている。従業員のお兄さんお姉さんは優しい。とても気分が良い。
大衆演劇目当てのおばちゃん集団(温泉客の過半がこれだったような…)の生態を眺める社会勉強もできて、一石二鳥だ。
ただ、肝心の風呂が地下一階とはどういう了見だ。名高い温泉に来てまでして、どうして、ジメジメしたタイル張りの壁に囲まれて湯を浴びなきゃならんのか。

期待が大きすぎて、すこし肩透かしを食らった気もするが、子どもがよろこんでいたから、まあいいか。


最近「まあいいか」ばかりだ。

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さようなら

親類が亡くなった。目を掛けてくれた人であるから、悲しい。葬儀のため新幹線に飛び乗る。

連絡を受けたとき、電話口で長男が「おばあちゃん、死んだんだって!」と普段と変わらぬ大きな声で言った。学校を休みたくないとも言った。まあ小学生らしい。でも、君は産まれたときからずっと(正しくは、産まれる前からだ)面倒みてもらったんだから、すこしだけ我慢しなさい。


夜中に息を引き取り、今朝になって家の者が気づいたという。
独りきりでこの世を去るとき、なにを思ったんだろう。最期だと知っていたのだろうか。それとも、明日も明後日もいつもどおりあると思っていたのか。

記憶をたどれば、おれの祖母は孫ふたりに見守られて他界した。
看取った従兄弟によれば、直前に孫の手を握り「もう御終いだ。あとを頼む」というような言葉を残して息を引き取ったらしい。祖母は命が尽きることを悟ったのだろうか。


歳を重ねると、死が少しづつ近づいてくる。
やがて父と母に番がまわってくる。その次はおれだ。そして弟、妻と続くのだろう。年齢順がそうなのだから、順番どおりであって欲しい。


おれの場合はどうだ?死ぬ間際になにを思う?この世に未練は無いなんて脳天気なことは言わない。言うわけがない。誰かに謝りながら、あるいは呪詛を撒き散らしながら今生に別れを告げるのか。いやいや、そこまで後悔だらけの日々では無かったはずだ。案外、苦しくて人生を総括する余裕なんてないのかもしれない。むずかしすぎてわからないよ、そんなこと。


走馬灯のように云々という慣用句があるけれど、『走馬灯』が何であるか知らない。検索した。へえ、これが走馬灯か。灯りに照らされながら同じところをぐるぐると廻り続ける馬。昔の人は発想が豊かで、情緒のある表現をするもんだ。すこし気が紛れた。



とても、悲しい。

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深町秋生『卑怯者の流儀』読了

卑怯者の流儀 (徳間文庫)

卑怯者の流儀 (徳間文庫)

警視庁組織犯罪対策課に所属する主人公。出世の見込みが無い悪徳警官。暴力団と貸し借りがあって、表沙汰にできない揉め事を処理しては小遣いを稼ぐ。職権乱用上等。後輩に金を借りるろくでなし。押収した裏ビデオを複製する破廉恥者。勤務中にサウナや性風俗に通う不良警察官は、監察にマークされて然るべし。



ヤクザとずぶずぶの警察官。
大好物だ。ノワールの匂いがしたので手に取った。はじめて読む深町秋生

ハードボイルドだが乾いた文体ではない。暴力団との駆け引きや拳銃の登場など、硬派な小説かと思えば、女性上官にベアークローされるシーンもあって、ギャグにしか見えない描写が多い。シリアスな部分とコミカルな部分の塩梅がちょうど良い。

連作短編小説。物語の背骨となるのは、かつて惚れた女。

悪徳警官に違いないが、監察に睨まれながらも組織に留まるだけの器量を持ち、かつ、筋を通すところが幾らかある。外道ではない。

裏表紙の紹介文に目を通したとき、犬畜生どもが罵り殺しあい堕ちていく小説を想像していた。そんな先入観があったせいか、肩透かしを食らったような読後感だった(のは、おれ個人の好みのせいであって、この小説のせいではない)。


深町秋生はおれにとってマストバイな作家なのか?

どうだろう?まだ判断がつかない。よって、今回は見送り。もう一冊、長編を読んでから決めよう。

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