かく語りき

単身赴任で上京してきた今藤のブログ。最近の趣味は休日ジョギング。フルマラソンは未経験です。

歳末の交通事故

居酒屋で酒を飲んでいたら、妻から電話がきた。


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車で事故を起こしたと言う。交差点で接触したようだ。当方先方ともに怪我はなく、車に擦り傷がついた程度らしい。妻は事故の詳細を電話口で述べたが、イナイチのなんたら交差点でどうこうと言われても、おれにはわからない。どこだよそれ。まあ落ち着きなさいな。
どうしたらよいか問われたので、まずは警察を呼ぶように言い、面倒そうな相手ならおれを窓口にするように伝えた。

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次に電話があったのは、すべてが終わった後だった。『奇面組』の主題歌だった「ゾウさんがなんちゃら」の歌が居酒屋に流れていたときだったと思う。

妻によれば、先方は急いでいたようで「もういいから」と言い残して去ってしまったので、それで終わったと言う。終わったのであればそれでよいが、後でややこしい事態になってはいけないからいくつか尋ねる。

「相手さんはどんな人?」「うーん、ヤカラっぽい人」妻に言わせればスーツを着ていない人は皆『輩』っぽい人になってしまうから、当てにならない。
「どんな車?」「日産やった。仕事用のやつ」おれと子どもの車好きに感化された妻は自動車メーカーのエンブレムを判別できる。形状を聞いて推測するに、ADバンの社用車だ。

頂戴した先方の名刺を画像にしてメールで送ってもらう。電気関係の会社の役員だった。住所から察するに零細ではないように思われる。創業者の親族で番頭を努めている人物といったところだろうか。ネットで社名を検索してみると、年商で億に達してもおかしくない制御関係の会社と判った。とりあえず安心した。制御屋の役員氏ならば荒くれ者ではないだろう。『輩』とやらではない。


起きてしまった事故は仕方がない。人身でなければ御の字だ。それにしても、とりあえず警察を呼ばばきゃね、相手の意思にかかわらず保険屋に連絡しなさい。でなければ後でなにを言われるかわかったもんじゃないよ。えらそうに説教した。



おれが酒を飲んでいる間に、妻がいくらか不安になって、おんぼろの愛車に擦り傷がひとつ加わって、歳末に忙しく駈ける制御屋さんが(申し訳ないことに)一時間ほど足止めされた。

今年も大過なく歳を越せそうである。


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『Nintendo スイッチ』が我が家にやってきた日

目覚めると、『Nintendo SWITCH』が枕元に置いてあった。


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今年度のサンタ産業社(お父さん出資比率100%)のギフトは、ゲーム機である。


長男にTVゲームをせがまれたのは2年程前だったと思うが、当時は許さなかった。ゲームなんて刺激的な遊びを知ってしまったら友達と外で遊ばなくなるだろうし、長男は良しとしても物心ついたときからゲーム機が当然のように存在する状況は次男坊にとってよろしくないだろうと思い、「お父さんは小学3年生の正月にお爺ちゃんにゲームを買ってもらったんだよ」と伝え、「故に貴殿も其れまで耐えられよ」と諭した。うちの子はえらい子だから駄々をこねなかった。
そうこうするうちに約束の日ーおれが何気なく言った『3年生の正月』というどうでもいい日は長男にとって、約束の日になっていたーがやってきてしまったので、不本意ながら(本当に不本意ながら)サンタクロースに業務委託することにした。


一緒に購入したゲームソフトは、『レッツゴー!ピカチュウ』だ。


『レッツゴー!ピカチュウ!』語呂が良い。


おれはポケモン世代でないから、なんの感慨も無い。ポケモンが度を越した金食い虫で、ピカチュウという名の電気鼠が稼ぎ頭であることくらいは知っている。おれが小さいころに流行った『ビックリマン』に相当する、凶悪な集金マシーンだ。それでも、こういった搾取に男の子が情熱と小遣いを費やすのは、誰もが通る道であるから要求どおり用意した。


『レッツゴー!ピカチュウ!』
語呂が良い。声を出して読みたい。タイトルだけは気に入っている。

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しかしながら、Nintendoスイッチさんは、我が家のテレビには映像出力できないとワガママを言った。満十歳(我が家に妻の友人からお下がりでやってきた老テレビの実年齢はそれ以上だ)のテレビ背面には、HDMI 端子なんて設けられていないのだ。


ぐぬぬ。悔しい。こんな小さな画面で遊べと言うのか。長男は嬉々として遊んでいるが、親として「はい、そうですか」では済まされない。



テレビの買い替えまで要求する『Nintendo スイッチ』が憎い。


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芋掘りの日

おれは男子ふたりの父親であるが、長男は親離れしたようで、近ごろは次男坊だけ面倒をみれば済むようになった。


長男の関心はポケカポケモンカード)が第一であって、放っておいてもひとりでカード遊びに興じている。また、家族でおでかけするより友達と一緒の方が楽しいらしく、遊びにいったら日が暮れるまで帰ってこない。うれしいような、かなしいような複雑な心境だが、独り立ちの第一歩なのだから、うれしい気持ちの方が勝る。

次男坊はまだオムツが取れないしお昼寝が必要な年齢だから、お父しゃんお父しゃんと騒がしい。どこの家庭もそうなのだろうけど、ふたり目の子どもというのは成長が早いらしく、我が家の次男坊も(よそ様の子どもと同じくらい)おませさんである。「お兄ちゃんはほんまに悪い子やなあ、もう」だとか「もう知らない!」などと、妻が長男に言っているに違いない小言を口癖にしている。三歳児と思えないくらい口が悪い。


そんなわけで、きょうは休日くらい次男坊を妻から剥がしてあげようと土いじりに連れ出す。


●芋掘り
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シャベルでほじほじすれども芋は見当たらない。芋掘りに道具なんて要らないんだぞと、おれは率先して手で掘っていく。次男坊は真似して手で土をかきわけるが、手が汚れたと言ってブツブツうるさい。妻の神経質なキレイ好きが伝播しているようだ。男の子が泥汚れなんて気にするもんじゃない。


●おいも
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我が家が冬を越すために貴重な収穫。


まだ遊びたりないようだったので、どんぐりを山盛り拾って、「お母しゃんにどんぐり御飯をつくってもらおう」とふたりで意気投合して帰宅した(が、山盛りのどんぐりは問答無用で妻に捨てられた)。



きょうも我が家は平穏無事である。


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きょうも居酒屋でうだうだ

居酒屋で酒を飲む。

夕飯を外で済まそうと駅のほうへ出掛けたものの、食べたいもんなんてこれといってない。どうせ食事の後に酒を飲むのだったら最初から居酒屋で済ませてしまえばいい。そんな消極的な理由で居酒屋の暖簾をくぐる。近ごろ、居酒屋に寄る頻度がやたらと高い。


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肴は、ネギのぬた和えとあん肝ポン酢。
ビールを注文する。メニューには生ビールとあるが、出てきたものはビールでなくて発泡酒だ。ビールと似非ビールの違いは、最近になってようやくわかるようになった。発泡酒を口にすると舌がビリビリ痺れる。

ためしに瓶ビールを注文してみる。

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ああ、やはり違う。こちらの方がうまい。発泡酒は280円でビールの中瓶は480円。値段の違いが満足度にあらわれる。

でも、普段は一杯しか飲まないビールをおかわりしたからお腹がたぷんたぷんになった。気まぐれにやってみた実験的ビール飲み比べは失敗に終わったと言う他ない。こんなつまらない酒を飲むんだったら、缶ビールを買って家で日本シリーズを観戦すればよかったと少し後悔した。



ビールを飲みながら、古本屋で買った『街道をゆく』を読む。
学生のころ、父が読み終えた文藝春秋をお下がりで読む習慣があって、当時まだ存命中の司馬遼太郎が『街道をゆく』を連載していた。懐かしさに思わず手に取った。司馬遼太郎の小説は地の文で語られる自説展開が鼻について好きになれないのだが、随筆や対談になると滅法おもしろい。

いま読んでいる『街道をゆく』は副題に『韓のくに紀行』と付けられていて、朝鮮半島について語られたものである。
朝鮮の歴史は、空白の四世紀だとか邪馬台国で盛り上がる日本と同様に不明瞭な部分が多くて、とても興味深い。明らかでないから作家や在野の研究家にも空想する余地がある。真実はひとつしかないのに仮説がいくつも存在する。真実が明らかになる過程においては当然のことなのだろうけど、その様を門外漢であるおれにも覗き見できるから、おもしろい。



そんなことはどうでもよいのだけれど、おかわりしたビールがいつまでたっても飲み終わらない。早くなくなれ!


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中山七里『さよならドビュッシー』を読む

さよならドビュッシー (宝島社文庫)

さよならドビュッシー (宝島社文庫)


ひと月ほど前に『中山七転八倒』と題された著者のエッセイ風日記を読んだ。
中山七里の名に覚えは無い。著作一覧を見ても知った作品がひとつも無い。要するにおれにとって初耳の作家なのだが、作者を知らずともエッセイを楽しむことはできる。よって手に取った。他人の生活を覗き見するようでおもしろい。ただ、エッセイは楽しく読めたけれど、続けて小説を…ってほどでもない、というのが正直な感想だった。


そうして中山七里という作家はおれの前を通り過ぎていくはずだったのだが、どういうわけだか『さよならドビュッシー』が妻の書棚に置いてあった。奇遇だ。通り過ぎたはずの作家が再びおれの前にあらわれた。


これもなにかの縁だと思い『さよならドビュッシー』を読む。


鍵盤を叩く主人公の描写が秀逸だ。障害を抱えながらコンクール優勝を目指す少女の執念が見事に表現されている。逆境に立ち向かう懸命さやピアノに対する情熱といった綺麗事だけでは無い、不条理さ、葛藤、怨念、それらがドロドロに混じった心情の発露だから演奏に迫力がある。


ミステリー部分については特にコメント無し。『このミス』大賞受賞と宣伝されるわりにミステリーパートがほとんど無い。こりゃ、どんでん返しパターンかと思っていたら、やっぱりそうだった。トリックはシンプルかつ大掛かり。変にこねくりまわしていないところが良い。


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発熱した息子を病院に連れていく

次男坊が熱を出した。

39度4分。大人ならひっくり返る。
妻は長男の部活動付き添いで外出しなければならないから、救急病院に連れていくのはおれの任務である。

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次男坊のおでこはとんでもなく熱い。
普段なら寝起き早々にミニカーに興じる次男坊が「しんどい…」としか言わないのだから、大層しんどいのは間違いない。
「パンツはーいて、きゅっ、きゅっ、きゅっ」
魔法のお歌で着替えを済ませて病院に急行した。日曜日にもかかわらず混雑する待合で、看護婦さんに詰問される。


「おくすり手帳は?」
さあね…
「かかりつけのお医者さんは?」
どこかしらね…
「お子さんの体重は?」
予想もつかないね…


なんてこった。おれは息子のことをなにも知らない。良いお父さんを演じているつもりだったが、結局のところ、演じているだけであって、そのうえ演じきれていない。肝心なことは、おれの知らぬところで(おれが知らぬ振りをしたに違いないところで)、すべて妻が処理してくれていたのだ。
極めつけは問診票である。息子の生まれた年がわからない。いまは平成30年で、この前3歳になったから、えーっと…。指折り数えて息子の生年を推定する。


「体温を計ってください」
体温計を渡されて戸惑っていたら、隣に座るお母さんが使い方を教えてくれた。「ぽんぽん出して、えらい子だね」と褒めてくれた。そうか、この子はおれの知らぬところで何度も病院に来たことがあるのか。「ありがとうございます」好意に甘える他ない。


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こんなお父ちゃんでごめんよ。昼寝する次男坊の脇でおれはウイスキーを舐めている。


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たまには難波で立ち飲み屋

難波で酒を飲んでいる。

土日を利用して突発的に帰省したものの、妻と子どもはおばあちゃんと一緒に金沢旅行で不在だった。なんてこったい。おれは何のために大阪に戻って来たと言うのだ。

仕方がない。酒を飲もう。


●『赤垣屋』
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立飲み屋でサクッと。
朝っぱらから酒を飲む後ろめたさがたまらない。結構な客の入りだ。若いのもいれば立飲み屋のオブジェとしてうってつけなオッサンもいる。カップルや夫婦らしき連中もチラホラ。まだ10時半だってのに。アンタら何者や(おれ?おれは暇だから独りで酔っぱらっている立飲み屋のオブジェとしてうってつけのオッサンだ)。


●おつまみ
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生の鴨肉にごま油を掛けたもの。レバ刺しを模したもの。文句無し。300円だもの。
追加でネギのぬた和えを食べておしまい。立飲み屋の退廃的な雰囲気に憧れるんだけど、毎度のことながら落ち着かない。居心地が悪い。


●休憩
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立飲み屋を逃げだしてコーヒーを飲む。酒を飲んだ後のコーヒーほどうまいものは無い。11時半。一日中呑兵衛を続けるつもりだったが、このペースで飲んでいたらつぶれてしまう。すでに暇を持て余している。

冒頭で難波と書いたけれども、このあたりの歓楽街は千日前である。どちらも『ミナミ』と呼ばれる地域だ。年配の方は坂町と呼ぶ。ん?近くに坂なんてあったっけ?そもそも千日前の千日ってなに?なんてことを考えながらウィキペディアをぽちぽちして退屈をしのぐ。大阪の地名っておもしろいね。


日本橋まで歩いてもう一件
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ただいま12時半。もうぐだぐだ。そろそろ新幹線で亀戸に帰ろうかしら。


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